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マーケットインサイト

短期の値動きより、
長期の構造を見る。

birdlikequichua.comの運用委員会では、月次で市場レポートを発行しています。短期のインデックス予測ではなく、十年単位で進行する構造変化の進捗と、それを踏まえたポートフォリオへの示唆を中心にお伝えします。

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下の記事は「あらすじ」のみ掲載しています。全文はボタンから開けます。全てのレポートは、ご契約者様ポータルではより長い版を毎月ご覧いただけます。

マクロ2025/10/01 発刊森 真理子

長期金利の転換点: 「金利ある世界」への静かなる移行

10年ぶりの金利上昇局面を、私たち運用委員会はどう見ているか。短期金利・長期金利・イールドカーブの三軸から、日本と海外の構造的な違いを整理します。

ここ数年、日本は実質的にゼロ金利の世界にありました。それでもメガトレンド戦略の組入れ判断は可能だったのは、企業サイドの構造変化は金利環境に依存しないからです。ただし、インカムファンドと引退世代のための安全資産配分には、金利水準そのものがリターンの源泉になります。

2024年末から日米で長期金利がじわり上昇し、私たちの想定にも合致する形で「金利のある世界」に戻りつつあります。短期金利の上昇は預金や短期債のインカム源泉を増やし、長期金利の上昇は債券価格の下落を通じて既存ポートフォリオの評価損を生みます。両方を理解したうえで、配分のリバランスを考える必要があります。

本レポートでは、三つのご質問にお答えします。第一に、なぜこのタイミングで金利が転換点を迎えたか。第二に、私たちの運用でインカムファンドの安全資産比率をどう見直しているか。第三に、引退世代が今からできる三つのアクション。

私たちのインカムファンドは平均デュレーションを3.5-4.5年に保つ設計のため、金利+1%程度のショックではポートフォリオの毀損は小さく済みます。むしろ今後は、インカム源泉が底上げされる局面と捉えています。

メガトレンド2025/09/15 発刊早川 大輔

電気自動車から自動運転へ: モビリティ再定義の次のカーブ

電気自動車の普及率の立ち上がりが踊り場に入った今、私たちのテーマがどこへ向かうのか。自動運転、ソフトウェア定義ビークル、空飛ぶクルマの三本柱に整理し、組入れ比率への示唆を提示します。

ここ数年は「電気自動車」がモビリティ再定義の代名詞でした。普及は確かに進んだものの、当初の予想ほど爆発的な伸びには至っていません。これは「新技術が踊り場に立つ」典型例だと私たちは見ています。

電気自動車の普及が踊り場を迎えた今、本当に伸びるのはその次のレイヤです。具体的には、ソフトウェア定義ビークル、自動運転(レベル3-4)、そして空飛ぶクルマ。これらは個別企業の競争軸が大きく異なるため、組入れ比率も変えざるを得ません。

birdlikequichua.comのメガトレンドファンドでは、2024年末にかけてモビリティ関連組入れを電気自動車部品からソフトウェア定義ビークル・センサー・地図系ソフトウェアへと再配置しました。2025年9月時点では、車載人工知能やライダーセンサーを中心とするサプライチェーンをコアに据えています。

インパクト2025/09/01 発刊石田 彩

インパクト投資の「数字で測る」を、現場から考える

寄付ではなく投資で社会参加する潮流の中で、私たちがいかにインパクト指標を設計しているか。再生可能エネルギーと地域医療の事例を通じて、効果測定の難しさも正直に共有します。

「インパクト投資のインパクトを測る」は、言うほどに簡単ではありません。寄付であれば、「事業にいくら支出して、その結果どうなったか」を整理すれば良いですが、投資の場合は「仮に投資しなければ実現しなかったアウトプットは何か」という反実仮想が必ず入り込みます。

私たちは、四つの原則で運用しています。第一に、計測可能な指標に絞り込むこと。第二に、組入れ前後で定点観測すること。第三に、外部機関による独立評価を採用すること。第四に、想定外のインパクトも逃さず記録すること。

本レポートでは、2024年に組成した再エネ案件と地域医療案件の計測結果を事例として公開し、うまくいった点と反省点を率直にお伝えします。インパクト投資は、現時点ではまだ「実験の段階」にあります。失敗例も含めて共有することが、長く続いていく投資手法を育てる土台になると考えます。

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